ニュースソース:Reuter India
Jan 15,2010
ムンバイ:タタ・コンサルタンシー・サービス社は、街の人々の予測を越えて、四半期で33%の収益をあげた。これはアウトソーシング(外注)需要が押し寄せたことと価格が安定したためで、この優秀な部門に景気復活の更なる希望を与えている。
インドのソフトウェアサービス輸出業のトップである同社は、ありとあらゆるビジネス分野からの需要が増えていると見、そのための健全な取引関係も持っていると経営責任者のチャンドラセカラン(N.Chandrasekaran)氏は記者の取材に答えて話した。
「景気は大幅に回復しつつあります」
氏はそう述べ、また、欧米の企業が運営コスト削減や効率向上に取り組んでいる間に(インド企業に対する)需要はリーマン・ショック以前のレベルまで戻りつつある、と付け加えた。
しかしながら、ここしばらく価格は横ばいのままでありそうだ、とチャンドラセカラン氏。
「価格支配力が戻るまでには最低でももういく四半期か要するでしょう」
この業界に打撃を与えた世界的不況のあと、世界的景気の好転やここ最近の取引がうまくいったこと、そして価格の安定が、輸出主導型であるインドIT企業の見通しを明るくした。それら企業とは、タタ・コンサルタンシイやライバル企業のインフォシス(Infosys)社である。
インドにおける600億ドル規模のアウトソーシング産業でトレンド・メーカーであるインフォシスは先日、世界的な経済の増進に従って、大きな金融業者・金融企業が爆発的な発注を申し込んでくるだろうとの予測を発表した。
ルピーはといえば、先週も15ヶ月連続の高値を維持しており、賃金の急騰や世界的企業-例えばIBM、アクセンチャー、ヒューレット・パッカードなど-との競争も激化。これらはこの部門にとって重要視すべきリスクになると見られている。
ソフトウェアサービス産業は総収入のうちの半分以上をアメリカから得ているが、企業はこぞってアジア・太平洋地域やラテン・アメリカ、そして中東にも精力的に事業を拡大している。
発表に先立って、コンサルティングや事務処理などのアウトソーシングを提供するタタ・コンサルタンシーは、株価をムンバイ市場で0.2%下落の13%、791.80ルピーで引けた。
日用品から自動車、サービス業までにわたるタタ・グループの一社であるこの企業は、昨年9月から12月までにおける純利益-アメリカの会計基準による-が、前年報告された13.52億ルピーから17.97億ルピーにまで跳ね上がったとしている。
ロイターが集計した15の証券会社からのアンケート調査によると、シティグループやゼネラル・エレクトリック、ゼネラル・モータース、ロイズTSB、フェラーリ、そしてアメリカン・インターナショナル・グループを顧客に持つこの企業の純利益は16億400万ルピーに及ぶとの予測だ。
インドの会計基準によるタタ・コンサルタンシーの利益は、四半期で18億2千400万ルピーになった。
新たに32社を加え、中には1億ドルにもなる製造業との5年にわたる契約も含め、トータルでは917にもなる取引で、同社の総収入は前年同時期に比べて5%、76.50億ルピーの伸びとなった。
タタ・コンサルタンシーの株価は市場価格で34億ドルとなり、主要市場の81%の増加と比較しても2009年の3倍以上にあたる。
Translated by Kae INOUE